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褒めて教えるトレーニング・しつけ方のメリット③


『褒めて教えるトレーニングって、オヤツをいっぱい上げるんでしょ?

 太るんじゃない?』

とか

『飼い主のいう事を聞いているんじゃなくて、

 オヤツにつられてやっているだけでしょ?』

という疑問が結構あります。


まず、太るかどうかについてですが、実際に解決方法はたくさんあります。

また、太るケースは少ない事について、今日はお話ししていきたいと思います。


①ドッグフードを使う

 一日に食べるドッグフードの10%くらいを利用して、トレーニングしていく方法があります。これなら、一日に食べる量は同じなので、太りません。


②あげるオヤツは、小さい

 実際にトレーニングに使用するオヤツは、とても小さいものを利用します。


例えば、私があげるオヤツの大きさですが…

こんなに、小さなものです。

だいたい5mm角くらいのオヤツです。


小さいオヤツを利用する事には理由があります。


・トレーニングは、テンポ・リズムが大事

一定のリズム・テンポで、トレーニングを進めます。


♪はい!出来た!『ヨシ!』⇒ オヤツ♪ ♪はい!出来た!『ヨシ!』⇒ オヤツ♪


という風に、リズミカルに、テンポ良く、トレーニングは進めます。

そうすると、犬はリズムに乗って、ノリが良くなってきます。

モチベーションも、気持ちが上がって、良くなってくるんです。


トレーニングの際に、大きなオヤツを利用すると「モグモグ」「カミカミ」とする時間は

無い方がいいんです。テンポが悪くなっちゃいます。それで、調子がずれてきちゃうんですね。犬の気持ちを上げてあげて、ノリノリでトレーニングを進める方が、犬も気持ちが乗ってくるんです。そのために、ひとくちで「パクっと」食べられるオヤツを使用してください。


・犬は回数が多い方が嬉しい

犬は、一万円札よりも、一円玉がいっぱいが好きです。

つまり、回数たくさんオヤツもらえる方が嬉しいんですね!

「また、もらえた!」「また、もらえた!」「また、もらえた!」・・・と

どんどん気持ちが上がってきます。これがとても重要です。


・トレーニングは回数が多い方がいい(しかし15分以内)

トレーニングは、繰り返しが重要です。何回もやることが大切なんです。

(犬の経験の量で結果は現れる)ので、

小さなオヤツで、繰り返しやることがとても重要です。




また、オヤツに釣られて、やっているだけなのかどうかについて・・・


犬のトレーニングでは、段階を経て、オヤツをあげる量を減らしていきます。

最終的には、褒め言葉だけで、犬が飼い主のコマンドに従うようになることが

最終ゴールです。


実は、犬にとって、最大の報酬は、飼い主の誉め言葉なんですね!

ですから、決して、目の前にオヤツがあるからやってるわけではないんです。


もちろん、期待値の中にオヤツがもらえる事もあることでしょう。


では、例えば、人間の場合。

お友達に

『引っ越し手伝って!100円、あげるからさー』

と言われた場合と

『引っ越し手伝って!10000円、あげるからさー』

と言われた場合。


あなたなら、どちらの方がやる気が出ますか?

当然、10000円ですよね!?

『10000円?やる!やる!なんなら、車も出しちゃうよ♪』なんて、ノリノリでお手伝いすることでしょう。


犬も一緒です。動物は、すべて報酬を得ようとする行動を生得的に持っています。

本来的に、報酬に対して良い印象を持つ生き物なのです。


また、お給料日やボーナス支給の日は、会社に行くのも、体が軽ーい!嬉しいなーって感じじゃないですか!?報酬が気持ちや体に対して、良い影響を与えているんです。


私たちも、一緒です。楽しくトレーニングをしていくために、オヤツを活用することは、決して卑しいことではありません。むしろ、自然の摂理に近いと思います。


一日のうちで、あげるオヤツは喜びの時間です。

美味しいオヤツを食べることは、私たち人間にとっても、生きる喜びの一つです!


ぜひ、トレーニングと合わせてオヤツをあげることで、

より楽しい充実したオヤツ時間にしてあげてください。


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