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ドッグトレーナーが勧める教えた方が良い、しつけ7選


犬のしつけというと色々あるみたいだけど、何を教えて行ったらいいの?と悩まれている飼い主さんもいらっしゃると思います。


ドッグトレーナーがお勧めするしつけは、ずばり基本中の基本です。

日常生活を送るうえで必要になってくるもの、それが結局は基本的なものです。

基本的なものを応用して、さまざまな場面で飼い主も犬も過ごしやすいように様々なコミュニケーション方法を教えていくこと。これが大事なポイントです。


便利なコマンドを犬が覚えてくれるだけで、毎日の生活が格段に楽になりますし、犬自身も様々な場面で落ち着きを覚えてくることになります。


①アイコンタクト

【アイコンタクト】とは、犬が人間の目を見る事です。

完全に目が合わなくても、目のあたり・顔のあたりに、犬が意識を集中していれば大丈夫です。


犬が意識を飼い主に向けている状態というときは、飼い主の言う事や身振り手振りに反応しやすくなります。コマンドを発する場合、そのコマンドに反応しやすくなりますし、それ以外にも、飼い主に意識を集中しているおかげで、他の刺激から気持ちをそらしたり、落ち着きを取り戻すきっかけになったりします。


犬の世界では『トレーニングは、アイコンタクトに始まり、アイコンタクトに終わる』と言われているくらい、重要なものです。


具体的には、名前を読んだら犬が飼い主さんの目を見ることを目標にして、トレーニングしていきましょう。


②オスワリ

オスワリというと、ご飯の前にしかできない子もいますね。「何かオヤツがあれば、座るんだけど・・・」と悩まれている飼い主さんも多いと思います。


オスワリという姿勢の良いところは、犬が落ち着きを取り戻すきっかけになりやすい事です。興奮していると、犬は動き回ります。動き回れば動き回るほど、どんどん興奮が高まっていくという原理になっているので、そこで、一旦【オスワリ】をさせると、犬は落ち着きを取り戻していきます。


手に何も持たない状態で【オスワリ】という言葉を発して→犬がオスワリをする→そこで初めてオヤツを取り出して与える。というように、何もない状態で【オスワリ】できる状態を目指しましょう。


③フセ

伏せる姿勢の良いところは、犬は伏せると吠えることが出来ないという事です。

来客の際や、何か物音などに反応して吠えることが止まらなくなったら、【フセ】の姿勢をとることで、犬が吠えることをストップさせることが出来ます。

【フセ】は結構、その子その子によって出来やすい子もいれば出来にくい子もいます。教えることが難しい場合もあるかもしれません。簡単に出来る子は良いのですが、伏せの姿勢に導いてあげる事が難しい場合は、足の下をくぐらせるように、伏せの姿勢に導いてあげる方法もあるので、あきらめないで根気よくチャレンジしてみてください。


④待て

皆さん、ワンちゃんのゴハンの前に【マテ!】と言って、よだれがタラ~~~なんてなっていても「待てよ~待てよ~ヨシ!」なんて言って、ご飯をあげていませんか?


これは、【待て】ではありません。


【待て】というのは、何もない状態で【マテ!】と言ったら、そのままの姿勢で、動かず待っている状態のことを指します。


例えば、お散歩中に・・・例えば、ドッグカフェの中で・・・

【マテ】というコマンドで、その場を動かないでくれたらとっても助かる場面はたくさんあります。また、運悪くリードや首輪が外れてしまった!そんな危機的状況でも【マテ】でその場を犬が動かずにいてくれたら、すぐに捕まえることが出来ます。


そういうときの為に、【待て】というコマンドがあるのです。

食べるものを見せて【待てよ~】というトレーニングをするのは、

今日からやめましょう。ドッグトレーナーはこれをあまりお勧めしません。


昔は躾の一環だと思われていた、ゴハンの時や、オヤツを見せての【マテ】ですが、今はそのように考えられていません。食べるものを【おあずけ】することは特に必要な事ではないのです。逆に、これをきっかけに問題行動が発生してしまう場合もあります。(すべての犬ではありません)食べるものに対する執着を必要以上に大きくしてしまうという悪影響もある場合があるので、良くないです。


まずは、②の【オスワリ】の状態で【待て】と言ってみましょう。そのままじっとして動かなかったら、褒めて、オヤツを取り出してあげましょう。

【動かずに待てる】という練習は非常に便利なものです。リードの付け替えや、散歩帰りの足拭きなど、日常の様々な場面で活用しましょう!


⑤オイデ

皆さんの愛犬は【オイデ】と言ったら、足元まで来てお座りしてくれますか?

これが出来ると、日常生活の中で、拾ったら困るものをくわえようとしている場面などで活用することができます。


またドッグランや、ロングリードでのお散歩などの場面で役に立つことは想像できると思います。


【オイデ】が出来る一番のコツは、何よりも①の【アイコンタクト】がしっかり入っているかどうかです。【アイコンタクト】が出来ていれば、次の発展として離れた場所にいる愛犬を呼び寄せることにチャレンジしてみましょう!


⑥ハウス

ワンちゃんが【ハウス】と言われたら、自分のゲージでもサークルでもなんでもハウスと決められている場所に入ること。これが出来ていると、例えば来客時や、掃除をするときなどに役に立ちます。


ハウスに無理やり入れて、お仕置き部屋のように使っているケースがたまにありますが、これは良くないです。ハウスという場所は、犬にとって、心地よくて安心できる場所であること。これが絶対条件になります。


これはクレートも同様です。動物病院やトリミングに行く時にだけ、無理やり押し込んで、ばたんとドアを閉めてしまう・・・こんな風に、ハウスやクレートを使ってしまうと、ハウスやクレートというものは、嫌な場所だと犬が認識してしまう危険性があります。そういう子は、自分からハウスやクレートに入っていくことが出来ません。


とにかくハウスが犬にとって【好きな場所】になること。これが重要なのです。


まずは、ハウスやクレートの中に、お気に入りの毛布や、大好きなオモチャ、美味しいオヤツなどを仕込んで、その場所が好きなるまでは扉を閉めない。そのまま部屋に置いておいて、犬が好きな時に自由に入る場所になるように工夫しましょう!


犬が自由に入って、好きな時に、ハウスの中で寝ていたりしたら、ハウストレーニングは大成功ですね♪これを目標に頑張りましょう!


⑦ハズバンダリー・トレーニング

【ハズバンダリー・トレーニング】とは、「動物の健康管理」を目的としたトレーニングの総称を指します。


例えば、ブラッシングや爪切り、歯磨き、耳掃除などさまざまなお手入れや、動物病院の診察などに慣れる事、そしてじっとしていることが出来ることを目的としています。


一つ一つに慣れていかなくてはいけないので、時間はかかりますが、健康管理は一生涯続くものです。ブラッシングも、爪切りも、犬をとっつかまえて無理やりやることの無いようにしてください。捕まえられて、無理やり怖い事をされて・・・という思い出になってしまうと、次から逃げ回るようになり、次第に抵抗は激しくなり、最終的にはお手入れできなくなってしまいます。


どんなトレーニングも一緒ですが、犬その子その子の状態に合わせて、優しく、嫌な思い・怖い思いをさせないように、オヤツなどを有効に使って、犬が受け入れてくれるようにハズバンダリー・トレーニングを進めていって下さい。

よく皆さんが、犬にやらせる芸当の一つ【お手】は、ハズバンダリー・トレーニングに含まれます。これは、足を飼い主に触られても嫌じゃない、自発的に足を飼い主に預けることができるというハズバンダリー・トレーニングです。お散歩の後の足拭きなどの場面で【お手】という指示で、足を飼い主がフキフキ出来るという便利なコマンドですね。

皆さんは、無目的に【お手】をさせていることが多いと思いますが、きちんとした目的があってトレーニングは出来ています。


是非、ワンちゃんの出来ることを、色々な場面で活用して、より楽しく、気持ちよく、スムーズに愛犬との意思の疎通をはかってください。

日常生活が格段に楽になっていくので、今日あげた7選は、難しいものは難しいとは思いますが、チャレンジしてみて絶対に損はないです。是非、頑張ってトレーニングしていただきたいな~と思います♪























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